敷金(保証金)返還請求Q&A3
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敷金・保証金返還請求Q&A3
〜保証金の性質
敷金(保証金)の返還請求Q&A3
Q3 保証金の性質
私は、事業者で事業用として、建物を借りていました。建物を退去する際
に賃貸人に保証金の返還を求めたところ、「保証金は敷金ではないので
返還する義務は無い」といわれて返還されませんでした。
保証金は特に「建設協力金」等でなく、通常の保証金です。
また償却の定めもありません。返還されないのでしょうか?
※
償却とは敷引特約と同じで賃貸借契約締結時に預けた保証金から退去時
に賃借物件の損耗に関係なく返却しないとするものです。
A3
保証金・敷金については法令に定めがありません。
保証金の性質については判例があります。
平成4年7月23日東京地裁判決は
「これを限時解約金(借主が賃貸借期間の定めに違背して早期に明け渡す
ような場合において借主に支払わせるべき違背金)とするなどの別段の事情
が無い限り、いわゆる敷金と同一の性質を有するものと解するのが相当であ
って、貸主は賃貸借契約が終了して目的物の返還を受けたときはこれを借主
に返還する義務を負う」と判示しています。
ご質問の件は、保証金を返還する義務が、貸主/賃貸人にあります。
敷金返還Q&A
敷金返還についてのよくある質問・疑問についてわかりやすく解説します。
上記質問以外のQ&Aについては「敷金返還Q&A」をご覧ください。
敷金の定義
敷金とは、判例により、「
賃借人の賃貸人に対する賃料債務その他一切の
賃貸借契約による債務を担保する目的で賃借人から賃貸人に交付される
金銭であって、賃貸借契約終了の際に賃貸人から賃借人に返還されるべき
ものをいう。」と定義されます。
債権回収の具体事例
債権回収は、具体的にどう進んでいくの?
依頼した場合どのような流れになるの?
債権回収の手続きの流れを具体的な事例を用いてわかりやすく
ストーリー構成にして説明します。
1、 Dさんの請負代金請求
(契約書がない、相手が仕事の不備を理由に代金を支払わない) 2、 A君の貸金返還請求
(個人間の貸借、契約書がない 相手は金がないからと返済をしない) 3、 Aさんの売掛金(売買代金)請求
(契約書がない、少額債権、消滅時効期間完成が間近) 4、 Bさんの売掛金請求
(契約書がある、仮差押手続きを申立て請求) 5、 Cさんの売掛金(売買代金)請求
(契約書がない、相手はCさんから商品を買っていないと主張)
債権回収Q&A
債権回収に関してよくある質問、知りたいこと、疑問点についてわかり
やすく説明しています。
債権回収Q&A をご覧ください。
債権回収手続きサイトの目次
債権回収手続きに関して、本サイト中でどんな場合にはどんな頁を
参照すればよいのか?
それについては「債権回収手続きについてのご案内」をご覧ください。
債権回収の注意事項
1、 消滅時効 いつまでも放置しておくと回収が不可能になります。
2、
契約書がない。証拠が無い。
回収が出来ないとあきらめる前に先ずご相談ください。
口約束だけでも回収できる場合も結構あります。
債権回収の具体的受任業務案内
当事務所の債権回収の受任業務内容についての具体的な例示
事項は下記のとおりです。
下記に項目がない場合でも、対応できる業務は多数あります。
お問い合わせください。
売買代金(売掛金)
小売店の売買代金、飲食店の飲食代金、部品、出版物、
その他様々な売買代金(物を売ったが、代金を払ってくれない)
請負代金
デザイン、看板、設計 ○○製作 修理、
請負工事代金
建築工事、リフォーム工事(内装・外装工事)
養育費、慰謝料の請求
離婚した元配偶者が養育費を払ってくれない。
医療機関、歯科、美容整形等の医療費・診療報酬
レンタル代金、リース代金
各種美容業務料金
エステサロン、ネイルサロン、整体マッサージ
各種学校・教室の受講料金・授業料
学習塾・予備校・技能学校・専門学校・各種教室の
(ピアノ・ダンス・絵画・茶道・パソコン・語学等)レッスン代金
敷金返還請求
詳しくは敷金返還請求
をご覧ください。
滞納家賃、管理費用
家賃滞納に伴う建物明け渡しに関しては 「建物明渡請求」サイトをご覧ください
個人間の貸借の返還請求
個人間で貸したお金の取り返し
注:下記の債権については、当事務所では受任できません。
※
営業目的の貸付による貸借については受任いたしません。
※
利息付の約定で貸し付けた貸借については受任いたしません。
上記に例示されていないその他未入金、未回収の債権についてお気軽に
ご相談ください。
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