債権回収/売掛金・代金・貸金の請求について
疑問、質問についてわかりやすく解説します。
Q1 貸金を返済しないことは犯罪にはならないのですか?
私はある人にお金を貸したところ、返済期日になっても返して
くれません。
お金を返してくれないと、生活にも支障ができ、大変困っています。
そもそも債務者がお金を返さないことは犯罪にはならないの
でしょうか?
A1
Q2
商事留置権とは?
当社と継続取引しているA社に部品を納入したところ、支払期日に
代金の支払いがありません。
A社から上記の部品納入契約とは別の契約で預かっているA社の
商品があります。
A社からその商品を「預かり期間満了に付き、返還するよう」依頼が
ありました。
代金の支払いをしないことと、預かり商品の件とは別件ですので、
A社に返却しなければならないとすると唯一のA社の担保的価値の
ある物品を返還するので、部品代の支払いもどうなるかわかりません。
やはり、返還しないといけませんか?
A2
Q3、債務承認弁済契約・準消費貸借契約とは?
A社は、納入した商品の代金を払ってくれません。
A社との間には売買契約書は作成していません。
先日、A社から「分割で支払いしたい」と提案がありました。
一括で支払いできるような財政状況ではないようなので、
当社は応じる意向です。
しかし、A社は今まで、約束の支払期日を守ったことが無いので
心配です。
良い方法はありますか?
A3
Q4 動産質権・動産抵当とは?
〜動産に対して担保権を設定する方法〜
当社(Z社)はA社に対して売掛金を有しています。
当社に対するA社の支払いが滞り、このたび、債務弁済契約を
A社との間に締結することになりました。
支払いを確実にする為に担保を要求したところ、A社は、不動産
を所有してなく、めぼしい資産としては、A社の所有する建設機械
だけです。
A社は土木工事を行う会社なので、建設機械を当社がおさえてしまう
とA社は業務を行うことが出来なくなり、従って、当社への支払いもで
きなくなります。
良い方法は無いですか?
A4
Q5 譲渡担保とは?
〜動産に対して担保権を設定し、債務者が使用収益できる方法〜
当社(Z社)はA社に対して売掛金を有しています。
A社からの返済の約束が履行されないので、法的手段を取ると通知した
ところ、担保を差し出すから猶予をくれと言ってきました。
A社所有の不動産には他の金融機関による抵当権が設定されていて、
担保余剰価値がありません。
現在、担保価値があるのは、A社の工場で稼動しているA社所有の
機械類になります。
しかし、機械は動産になるので、動産に担保を設定するのは、
動産質権だと聞きました。
当社が質権のために占有を継続すると、A社は機械を使用することが
できなくなり、A社は商品を生産することができなくなり、営業が出来な
くなり(=売上も無くなる)
A社から債権回収したい当社も困ってしまいます。
良い方法はありませんか?
A5
Q6 動産売買の先取特権
〜担保権を設定しなくても、動産を売買すると当然に
発生する法定担保物権〜
私(A商店)はB商店に商品を卸しています。
先日、商品(動産)をB商店に卸した(売った)のですが、
代金の支払いがありません。
B商店とは担保設定の契約をしていません。
費用と時間がかかる訴訟手続をしないで代金を回収する方法
はありませんか?
A6
Q7 集合(流動)譲渡担保と
動産売買の先取特権
〜多数の流動性のある商品についての担保権の設定〜
当社(A社)はB商店に商品を継続的に販売しています。
しかし、B商店の商品の代金の支払が滞っています。
B商店は当社から仕入れた商品を小売することにより、収益を
得ています。
B商店が当社から仕入れた商品を販売することは、B商店が当社
に対する代金の支払原資ができることであり、当社としても望んで
います。
B商店はめぼしい資産は無く、当社から仕入れた商品くらいしか担
保に取るものはありません。
動産質権は債権者(A社)が占有しなければ成立せず、動産売
買先取特権や譲渡担保権は、
第3者が担保物を取得した
場合は「即時取得が成立したりすること」や「民法の規定」により
担保物に対する担保権
(優先弁済権)は無くなってしまうと聞きまし
た。
B商店は第3者である不特定多数の人に当社から購入した商品を販
売することが営業上の目的であり、
当社も販売してもらって利益をあ
げてもらわないと困ります。
このような場合、有効な担保権設定の方法はありますか?
A7
Q8 動産売買先取特権に基づく物上代位
〜卸した商品が代金未払いのまま第三者に売られた場合〜
私(A商店)はB商店に商品(動産)を継続的に納入しています。
○月○日に納品した商品の代金について支払期日を過ぎても支
払いがなく、催促しても払ってくれません。
そして、Bはその商品を第3者であるCさんに売り渡したということ
を聞きました。
私とB商店とは、担保権設定契約をしておらず、また所有権留保の
取り決めもしていません。
B商店は、差押えるべき資産はありません。
訴訟手続きによらないで代金を回収するのに、良い方法はありますか?
A8
Q9 譲渡担保の実行
〜代金の回収を図るために・・・譲渡担保の実行〜
私(A商店)はB商店に商品(動産)を納入する際にBとの間で商品について譲渡担保契約を結びました。
Bから商品の代金が履行期日に支払われないので、譲渡担保権を実行して代金の回収を図りたいのですが、どのようにすればよいのですか?
A9
Q10 相手が行方不明の場合の代金の回収
私(A)はBに商品(動産)を売ったのですが、支払期日を過ぎても代金を支払ってくれません。
ところが、Bに連絡が取れなくなり、Bの住所に郵便物を送付しても「宛所に尋ねあたらず」として返送されてきました。
Bとの間で保証人や担保はとっていません。
また所有権留保の特約も結んでいません。
Bが行方不明になってしまい、代金の回収はあきらめましたが、なんとか売った商品だけは取り戻したいと考えています。
良い方法はないでしょうか?
Q11 代金回収の手段と方法
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
支払期日になってもB商店が代金を支払ってくれません。
Bに請求したところ、B商店は代金(現金)が用意できず払えないとのことでした。
時間と費用のかかる訴訟手続を経ることなく代金の回収を図るには何か良い方法はありませんか?
Q12 倒産手続と回収方法
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
商品の未払い代金の支払期日前に突然、B商店が倒産してしまいました。
代金の回収は不可能でしょうか?
Q13 破産手続と否認権
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
商品の未払い代金の支払期日前に突然、B商店が倒産してしまいました。
代金を支払ってもらったところ、破産管財人から否認権を行使されました。
否認権とは何ですか?
Q14 倒産手続と回収方法 破産手続と相殺
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
商品の未払い代金の支払期日前に突然、B商店が倒産してしまいました。
代金の回収は不可能でしょうか?
Q15 倒産手続と回収方法 破産手続と代物弁済
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
商品の未払い代金の支払期日前に突然、B商店が倒産してしまいました。
代金の回収は不可能でしょうか?
A15
Q16 倒産手続と回収方法 破産手続と債権譲渡
私(A商店)はB商店に商品を卸して(売って)います。
商品の未払い代金の支払期日前に突然、B商店が倒産してしまいました。
代金の回収は不可能でしょうか?
A16
Q17 相手が行方不明の場合の賃貸物の返還請求
私(A)はBさんにテレビを無償で期限を定めずに貸しました。
しかし、Bさんに連絡が取れなくなり、Bさんの家族に聞くと家族も連絡がとれず、行方不明のようです。
私以外の人から多額の借金をしていて、支払いをせずにいなくなったようです。
私がBさんに貸したテレビの所在はわかっているのですが、こんな場合、取り返す手段はあるのでしょうか?
A17
Q18 主債務と保証債務の消滅時効
私の友人Bが金銭の借入を申し込んできました。
もしBが返済しなかった場合C社が返済の保証をするので貸してくれという条件を提示してきました。
私はBに平成20年1月30日に100万円を貸しました。
同日にC社と保証契約を締結しました。
Bは返済を怠り、行方不明になりました。
私はすぐC社に債務の返済を請求しましたが、C社は「貴方との保証債務はBが返済を怠った時点から5年以上経過しており、消滅時効が完成しているので、当社は支払いの義務はない」と主張します。
C社の主張は正しいのでしょうか?
当事務所の債権回収の受任サービス内容についての具体的な例示
事項は下記のとおりです。
下記に項目がない場合でも、対応できるサービスは多数あります。
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売買代金(売掛金)
小売店の売買代金、飲食店の飲食代金、部品、出版物、
その他様々な売買代金(物を売ったが、代金を払ってくれない)
請負代金
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請負工事代金
建築工事、リフォーム工事(内装・外装工事)
養育費、慰謝料の請求
離婚した元配偶者が養育費を払ってくれない。
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各種美容サービス料金
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敷金返還請求
詳しくは
敷金返還請求
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。
滞納家賃、管理費用
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個人間の貸借の返還請求
個人間で貸したお金の取り返し
注:下記の債権については、当事務所では受任できません。
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